EAH-AZ70W テクニクスイヤホンを購入しざっくりレビューしました。
動画内でマイクテストと遅延テストをしておりますが、環境や使っているスマートフォンが違えば結果も変わると思うので、一意見として参考にして頂ければ幸いです。

パナソニック テクニクス カナル型 ノイズキャンセリング 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth対応 防滴 ブラック EAH-AZ70W-K
- 発売日: 2020/04/10
- メディア: エレクトロニクス
スペック
型式 | 密閉型ダイナミック・ステレオインサイドホン | |
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使用ユニット | 直径10mm | |
質量 | イヤホン:約7g×2 (LR同値) 充電ケース:約65g |
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電源 | DC 5V, 500mA (内蔵電池(イヤホン・充電ケース共):3.7V) |
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防滴性能 | IPX4相当 | |
Bluetooth® | Bluetooth®バージョン | Ver.5.0 |
送信出力 | Class1 (8mW) | |
通信方式 | 2.4 GHz band FHSS | |
対応プロファイル | A2DP, AVRCP, HSP, HFP | |
対応コーデック | SBC,AAC | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 | |
再生周波数帯域(A2DP) | 20Hz~20,000Hz | |
通信距離 | 最長約10m | |
再生時間※1 | イヤホン単体:約6.5時間(ノイズキャンセリングON、AAC) 充電ケース含む:約19.5時間(ノイズキャンセリングON、AAC) |
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充電時間※2(25℃) | イヤホン:約2時間 充電ケース:約2.5時間 イヤホン+充電ケース(同時充電):約4時間 |
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急速充電時間と使用時間 | 15分充電で約70分使用可能(ノイズキャンセリングON、AAC) | |
充電端子 | DC 5V, 500mA (USB Type-C形状) | |
マイク | モノラル | |
USB充電ケーブル | 約0.5m (入力:USB A形状、出力:Type-C形状) | |
リモコン付 | ○ | |
その他の付記事項※3 |
※1 使用条件によって短くなる場合があります。
※2 空の状態から満充電にかかる時間です。
※3 一部店舗にてお取り扱いが無い場合があります
簡単にスペックを見るとEAH-AZ70WのコーデックがaptXが非対応となっており、残念に思う方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
Qualcommチップが無いのでパナソニック独自の技術、「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング(ANS)」なので他とは違い期待した方もいるんじゃないでしょうか。
付属品
イヤホン本体
ケース
イヤーピース S / M / L / XM (M装着済)
USBタイプC
説明書×1
注意事項等×4
よくある感じですが熱いメッセージカードみたいなのが入っています。
EAH-AZ70W本体
カラーはブラック、装着面は全て黒で統一されタッチ操作部分がシルバー。
質感はとても高い。
テクニクスイヤホンはタッチ操作部分に、スピン加工が施され品質を高めてくれている。
簡単に言えば細かな年輪のようなデザインで、写真ではアップで撮影したので分かるが肉眼で手に持った距離で見るとあまり分からず、光がキラキラと反射しとても綺麗。
Technicsの印字の左上の3つの穴が「ノイズキャンセリング用マイク兼通話用マイク」になている。
印字右側にLEDが一つ。
また確認した所、ブルーとレッドに光り色々な状態をLEDでも確認できるようになっている。
この辺は他のワイヤレスイヤホンと変わらない。
ケースとイヤホン本体を充電する接点が6つあります。
イヤホンの中でも多い方だと思います、ちなみにゼンハイザーも同じで6つプラス黒いセンサーぽいのもありました。
手に持つとこのくらいの大きさ、イヤホン本体は大きめ。
片方7gとなっている。
テクニクスとゼンハイザーの大きさ比較
ちなみにゼンハイザーと比べるとこんな感じです。
形が違うので何とも言えませんが、大きさのクラスは同じレベルにいるんではないでしょうか。
テクニクスは本体が縦に大きく、ゼンハイザーは横に大きい。
持ち方によってはゼンハイザーが大きく感じました。
イヤーピース
イヤーピース4サイズで初めからMサイズが装着されている。
かなり気に入ったのがイヤーピースを仕舞うこのプラケース、Mサイズの場所が確保されている。
社外品のイヤーピースを購入した際ちゃんと純正イヤーピースと仕舞って保管できる。
かなり高評価だなと感じました。他のメーカーは意外とないんですよね。
ちなみに裏面簡素ではあるがちゃんと使える。
シリコンっぽいよくある感じのイヤーピース。カラーはブラック
イヤーピースを装着する部分はブラックではなく少し透明掛かった光が透けるくらいの
作り。
ちなみに本体側のイヤーピース取り付ける所はこんな感じで可もなく不可もなく。
ケース
充電ケースイヤホン共に大き目サイズ。
テクニクスのケースは上部に素材は分かりませんがメタルっぽいプレートがあり、「Technics」と彫りが入っている。
品質は高い気がする。
上部の汚れをメガネ拭きで拭くと、彫りに引っ掛かる事がある。
背面はTypeCの充電が一つのみ。
ケース蓋と本体の間には少し溝が彫られて、この小さな溝がケースを開けやすくなっている。
蓋を開くと自重で閉じる事は無い。
ケースの蓋、内側にゴムラバ―が取り付けてあり閉めた際パチンとあまりうるさくないようになっている。
静かと言うわけではなく、あくまで不快に感じ無い程度の音に。
充電ケースのLEDは3つ。
三段階でバッテリー残量を教えてくれるよくあるタイプ。
もちろん視認しやすい。
ケース内側には6つ充電するところがあります。
またマグネットも強すぎず弱すぎず程よい磁力で良いと思います。
ケースの注意点
画像左のイヤホンのTechnics印字が斜めなっているんですがケースに仕舞う際たまにずれる事があります。
この状態でケースを閉めると充電部分を痛める可能性があるので注意が必要。
独立して使えるか?
Technicsイヤホンは独立して使えるようになっている。
動画からの切り出しで申し訳無いがi、Phoneのスピーカーマーク部分にBluetoothマークが付き接続状態になっているのが分かる。
音声通話やマイク品質は?
動画はブログと被っていますがよろしければどうぞ。
マイクテストの位置から再生します。
音声通話LIEN電話の品質
マイクテストは実際の音違うと思うので予めご了承ください。
結論から言うと動画の音は綺麗で、実際に電話とラインで試すとテクニクス側のイヤホンはクリアでした。
相手側には
1,プツプツ切れる
2.こもって聞こえる
上記2点が自分の環境では多かったです。
テレワークで上司は取引先との電話で使うにはちょっときついなと感じました。
ただラインはWIFIやデータ通信で結果が変わると思いますし、すべてをテストできませんが自分の感想は以上です。
動画の遅延は?
動画遅延テスト位置から再生します。
左右独立受信方式
遅延は普通に口と音声がずれているのが分かるレベルです。
Bluetooth®信号を左右のイヤホンがそれぞれ同時に受信するため、接続性が安定。動画視聴時の映像と音声のずれも軽減できる。
左右独立受信式であってもやはり軽減程度で、動画のビットレートの違いで音ずれの差が出るかもしれません。
音ゲーは無理だと思いますが、HPにもゲームができるなど記載は無いですし音質や音楽を楽しむ事が売りだと思うので遅延自体がデメリットにはならないと思います。
また評価する事も違うのかなと感じました。
ただこのくらいですよとテストしてみました。
アプリ機能は?
このイヤホンは「Audio Connect」アプリと連携できるようになっている。







アプリをインストールし立ち上げると上記画像左から順で案内があり、ペアリングから操作方法まで分かりやすく説明してくれる。
アプリホーム画面は分かりやすく視認しやすい。
左上からイヤホンに名前を付けられ表示される、その下に接続中のコーデックが表示される。
画面右半分は上から
1,バッテリー残量
2.外音コントロール(ノイキャン等)
3.サウンドモード(イコライザー調整)
4.下部にはiPhoneと同期してあるボリューム調整
5,右上スパナマークは設定画面
ANSと外音取り込み機能の調整




左1:ノイキャン+外音取り込み調整画面トップ
左2.3:オンオフだけでなくレベルを調整できるようになっていて自分の好みに合わせ調整できる。
右:外音取り込み(アンビエント)もノイキャン同様レベル調整できる。
一番下はOFFにしパッシブ状態にできるようになっている。
サウンドモードとは?




左1:サウンドモードトップ画面
左2:はじめから準備されているプリセット低音系バスエンハンサー
左3:クリアボイスはボーカルが明瞭になる二つ目のプリセット
左4:イコライザー画面好みに合わせ調整できるようになっている。
プリセットが2つと少し寂しい感じもするが、イコライザーがあり好みに合わせ調整できるがオリジナルのプリセットは複数個作る事ができない。
スリープ機能や接続コーデックの切り替えができる




左1:設定一覧
左2:接続モード設定 音質優先AACか接続優先SBCかを選ぶことができる
左3:オートパワーセーブ(スリープ)ケースからイヤホンを出した状態でOFFから
5分/10分/30分/60分と5パターンから選択できる。
左4:言語ガイダンスは5つ。
日本語の言語ガイダンスがとても聞きやすい。
音を鳴らす面白い機能も?!
最後に接続した場所を地図上に表示してくれるアプリ機能は、他のイヤホンにもありましたがテクニクスイヤホンは、地図表示に合わせイヤホン本体から「音を鳴らす」機能があります。
これのおかげで紛失した際、視覚に合わせ聴覚でも探せるようになっていて見つけやすくしてくれる便利な機能。
駅やお店飲食店で失くしてその場にいた人から音が聞こえたら、、とか考えると怖い。
EAH-AZ70Wのまとめ
まずはじめにテストした環境などで自分と同じになるとは限りません。
またこのレビューは5月上旬時点でのレビューです。
個人的意見、一意見として聞いて頂ければ幸いです。
いいところ
1,独立して使える
2,音質(音楽)が良く、聞き疲れしない。
3,デュアルハイブリッドノイズキャンセリングが優秀
クアルコムのチップを使っていないので(恐らく)ノイキャンは期待していました。
他メーカーはクアルコムチップの型番が同じならメーカーが違えど似た感じになり期待できないのでテクニクスのイヤホンは、「パナソニック独自の技術!」なので楽しみにしていました。
高い音は残りますが、現在自粛中で色々なところで試せないので仕方が無いですが。自分が試した環境下では低い音はしっかりカットしてくれている印象です。
きになるところ
タッチ操作のカスタマイズができない。
音声通話の品質が悪く、相手側がプツプツやこもりがある。
外音取り込みの最大音量が小さい。
ケースイヤホン共に大きい。これは個人差があると思います。
ケースとイヤホン本体の大きさはどうにもなりませんが、その他1~3まではアップデートで全部とは言わず改善するんではないかと思います。
※5月時点タッチ操作のカスタマイズができないのでパナソニックに確認しました※
改善の余地があり、またアップデートで改善するような気がするので通話品質やカスタイズができるようになれば、とてもバランス良くかなりハイスペックなイヤホンになると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。